Thank you こなつ #7

こなつ1番Thank youこなつ

8月18日

あんなに寒かったのに暑さが戻ってきた、曇り空なので湿度が異常に高い。

九州中国地方の長雨はまだ続いていて土砂災害も起こっている。

コロナの感染も拡大するばかり。一体どうなってしまうのか?

お盆休みも終わり今日から仕事に行かなければならない、後ろ髪引かれる思いで会社へ行く。

今日は筆頭飼い主Mちゃんと病院に行く日である。

この前の生検の結果は出たのか、今後どのような治療になるのかを考えると仕事も手に着かない。

長かった就業時間も終わり、スーパー定時で帰路に着く。

おかえり 待っていたよ

元気に吠えてくれた。

そして今日の病院の結果の報告を受けた。

放射線治療(週1回×4回)をやって、小さくなったところを外科手術でとる

今日は病院の階段も登れなくなり、車の乗り降りも自分力でできなくなっていた。

最近は食事らしい食事を食べていないので体力はもう残っていないに等しい。

放射線治療を受けるとさらに食欲も体力も奪われてしまう… 乗り切れるのだろか?

すい臓がんだったワンコがこの治療でずいぶん長生きできたという症例もあったようだ。

いつものように練乳薬を飲ませるが、吐いてしまった。ごはん食べない…

8月19日

新聞屋さんが来ても吠えなくなった、朝からドキッとする。

恐る恐る起きて下へ降りると頭をもたげてこちらを見ていた。

あぁよかった生きている…神様に感謝する。

朝のルーティーンを終わらせお薬の時間がやってきた。

まだ抵抗する力は残っている。なんとか飲ませたがやはり吐いてしまう。ご飯は受け付けなくなったのか。

人間だったら高カロリー輸液などを使って栄養を強制的にいれたりするけれど、動物は無いのかなと思った。

太い血管に刺さなければいけないし、動き回るのでは点滴は難しい…現実的ではないな…

今日も後ろ髪を引かれながら出社する、頼む生きててくれ…

今日も30度近くまで上がる予想が出ている。

こなつは暑がっていないか? 苦しんでいないか? まさか… まさか死んだりなんかしてないか?

そんなことばかり頭の中を巡っているのでとても仕事が手につかない。

どこかでミスしているのではないかと時折心配になり見返してみる。

真剣に仕事に取り組んでいても涙が頬をつたって落ちる。

絶対大丈夫、絶対大丈夫と言い聞かせる。

本日もスーパー定時、猛ダッシュで車に乗り込む。

もしかしたら、これなら食べてくれるかもと思い、一筋の望みをかけバニラアイスを買ってみた。

家に着き玄関の近くまで来たが吠えてくれない…

え? まさか?! まさか?! と思い急いでカギを開け家に入る。

玄関にはいない。

すごい形相で茶の間の戸を開けたら、こなつは「どうしたの?」とすました顔でこちらを見ている。

あぁ生きていた、生きていた、よかった、よかった、ありがとう、ありがとう

とわちゃわちゃ撫でまわした、たくさんたくさん撫でてあげた。

床に落ちた涙を不思議そうに見ている。

一筋の望みのバニラアイスを口元へ運んでみたが……ちょっと気にしてみたが黙殺された。

薬の拒否反応は日々ひどくなり、薬を見ただけで吐いてしまった。

水を飲んでも吐いてしまう。ご飯も食べない。

こんな状態で、いつまで持つのだろうか? 奇跡が起こってほしいと願うばかり。

8月20日

夜明け前に嫌な夢を見た、もう二度と顔を合わせたくない人が夢に出てきた。

寝汗もびっしょりかいている、トイレに行きもう一度寝ようと試みたがなかなか寝付けない。

新聞屋さんのバイクの音がするが、こなつは吠えない… 

こなつのことを思うと涙が止まらなくなる。

目覚ましが鳴ったのでゆっくりと起き上がり着替える。

下に行くとこなつは玄関の土間の上にいた、頭をあげこちらを見ている。

おはよう、かぁちゃん

今日も生きててくれた、それだけでうれしい…

いろいろ試してはみるが何も食べてくれない、水は一生懸命飲んでいるがその後すぐに吐いてしまう。でもおしっこやウンチは必ずトイレシートの上でする。本当におりこうさんである。

ここ最近ごはんがおいしくない、まぁ泣きながら食べたんじゃ味なんてわかりっこない。

とりあえず胃袋に押し込んでいる感じ。

ねぇ、こなつも一緒にごはん食べようよ。

今日もこなつは一匹でお留守番、もしかしたら食べてくれるかな?と思いビスケットを小さく割って床に置いておいた。ゆっくりでいいから食べてね、と声をかけて仕事へと出かける。

常に大丈夫かな?大丈夫かな?と心配してしまう。

5時になり急いで家に帰る、一足先に父ちゃんが帰ってきている。

そばにこなつがいた、ほっと一安心、肩の力が抜ける。

わちゃわちゃ撫でまわしていると

もういいよ

と言わんばかりに場所を変える。目やにが溜まって眼球にくっついていたのでどうやってとってあげようか試案してみる。

ごはんだよ

と呼んでも来てくれない、いつもなら人間より先に来てご飯を催促するのにね

ウンチをしたのですぐにトイレの掃除をした、食べなくても出るんだなと思う。

ゆるゆるのウンチを片付けてこなつのそばに行くと、おしりにウンチがたくさんついていた。

トイレットペーパーやおしりふきなどできれいにしてみたが、数日前についていたウンチは固まって拭いても取れない。

ハサミで切ったり、バリカンで刈ってみたがまだ残っている。

しつこく拭いていたが、嫌がらずに拭かせてくれた。

こなつは一生懸命に生きているのに、私たち人間があきらめそうになってしまう。

もうめそめそしないゾと頑張ってみるが、なかなかなかなか…

消え入りそうな命を見守っているだけである。

明日は病院、放射線治療?

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