Thank you こなつ #10

一番の笑顔Thank youこなつ

8月23日

昨晩はゴロゴロと遠くで雷が鳴り雨も今朝がたまでザーザー降りだった。

父ちゃんは今日から仕事が変わり、3時40分頃には布団を出る。

下に降りていくと、なにやらこなつと話をしているようだ。

ハッキリとは聞こえない…

目が覚めてしまったが目覚まし時計が鳴るまではモゾモゾ…

下に降りて、こなつを見るもいつもなら顔をあげておはようと言ってくれるが今日はそれもない。

とても疲れた様子で寝ていた。

洗面所で顔を洗っていたらいつの間にか足元に来ていた、これは5時ころ。

昨日とはまた全然違う感じになっている…  大丈夫だろうか?

雨降りで外には出られないので、まずは2階をモップで拭き掃除をし短めに朝ヨガをする。

2階のモップ掃除が終わり階段を下りて洗面所に行ったらまだそこでこなつは横たわっていた。

さっさと1階のモップ掃除を終わらせ、こなつを茶の間に運んだ。

こんなに軽くなってしまって

もう力なくぐったりとして、立ち上がることも出来なくなっている、呼吸は浅く早い。

不安なことしかもう思い浮かばず、涙しか出ない…

全く味が分からない朝ごはんを無理やり押し込んで片づけ、身支度も済ませる。

とにかくそばにいなくちゃと、筆頭飼い主Mちゃんと一緒に声をかけながら頭や背中を撫でてあげる。

痩せてしまいはっきりと分かる背骨や肩甲骨が痛々しい

二人目からは大粒の涙がぽろぽろと落ちる。

こなつは時折苦しそうに頭をあげる、鼻が詰まっているのかブーブーと苦しそうな音がする。

口の中が乾いていたようなので口元に水で濡らした指を撫でつける。

ほんのわずかではあるがその水を飲んでくれた。

時間は無常に過ぎていく、会社に行く時間になってしまった。

ゴメン…会社に行ってくるね…

というと

ぼく苦しいよ、一人にしないで、一緒にいて

と言わんばかりに頭をあげこちらを見て訴えているようだった。

通勤の車の中ではずっと涙が止まらなかった。

あんなひどい状態なのにどうして一緒にいてあげられなかったの? 

こなつよりも仕事が大事なの?  間違ったことをしているのではないの? 

そんなことばかり考えてしまう。

仕事中も誰かいれば平気を装っていたが、誰もいなくなれば大粒の涙がぽろぽろと落ちてくる。

寂しがっているかな? 苦しんでいるかな? まさかひっそりと息を引き取ってしまったかも…

とても仕事など手につかない。

早く家に帰りたい、こなつに会いたい!!

会社の窓から空を見上げたら、真っ白い雲が浮かんでいた。

その中にこなつそっくりな雲があった。

ああ、もしかしたら……  なんて考えてしまった。

5時になり逃げるように会社を出る。

こういう時に限ってノロい車が前を走る、まったくもう!!

家に着いたら父ちゃんが歯医者に行くところだった

こなつが大変だ、すまんが歯医者に行ってくるから後は頼む!!

ええ?! まだこなつは生きているのね!?

驚いた、まだ生きていた、ひとりぼっちで苦しみに耐えていた、帰りを待っていてくれた。

家に入ってこなつに駆け寄る。

ただいま、ゴメンね、ゴメンね、寂しいのに、苦しいのに、一人ボッチにしてしまってゴメンね

もう力尽きているかも…  なんてあきらめてしまった自分がはずかしかった。

床にはもがき苦しんでいた跡が残っていて、顔や手足が汚れていた。

きれい好きだったから、すぐに汚れた顔、手足、体を拭いた。

なかなか落ちないよごれは、はぬるま湯のスプレーをかけて落としやすくして拭いた。

何度も何度もきれいになるまで拭いた、その間1度嘔吐した。

この嘔吐で少し楽になったのかスースーと寝てしまった。

そして父ちゃんが歯医者から戻ってきた。

こなつ、つなつ!!

と、父ちゃんは大きな声で呼んであげた。

こなつはうっすら目を開け父ちゃんが帰ってきたのを確認し

そして次の瞬間、大きく目を見開いて…  そして…  力尽きた。

待っていた、父ちゃんが帰ってくるのを頑張って健気に待っていた。

家族に見守られながら息を引き取った。

18時15分 虹の橋へと旅立っていった、早すぎる…  わずか5歳と9か月の犬生だった。

その後も必死で汚れを落とした、何度も何度もスプレーをかけては拭いた。

ようやく汚れが落ち乾いたタオルでしっかりと水気をとって乾かした。

カワイイ顔もきれいに汚れを落とした。

こなつの横顔

遺体を上半分取ったキャリーケースに入れる。

のびたまま寝かせてあげれる、枕元には道中お腹がすかないようにおやつを入れた。

保冷剤をお腹にあてて、なるべく痛まないようにもした。

あんなに暖かかったこなつは時間とともに冷たく固くなっていった。

この現実を受け入れられない、ずっと一緒にいようねと何回も何回もこなつに語りかけていたのに…

筆頭飼い主であるMちゃんが帰ってきた。

すっかり冷たくなってしまったこなつの姿をみて泣き崩れた。

子供たちにようやく連絡を入れた、いままで伝えてなくてごめんなさい。

息子は休みを取り今晩帰ってきてくれる。

人生でつらく悲しい日になった。

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